丸善美術商事 サムホルダー

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写真は 丸善美術商事サムホルダー#12です。

※#12は色の番号です。

このサムホルダーは芯が5.6mmのかなり太い芯で、以前書いたラミースクリブルに比べ2mm以上太いです。またキャップに付いている研芯器を使って芯を削ってもスクリブル程先が尖らずかなり太い線になるのでメモに使う場合は太過ぎと感じると思います。

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また、ペンが真鍮製で約50gと筆記用具の中でもかなりの重量級です。

これだけだと重くて線も太過ぎの使い道の無い道具のように思われる方も居ると思いますがアイデアスケッチやラフデザイン等、描きながら考えたり、描きながら人に説明する際にはこれ以外無いだろうと思える使い勝手の良さがあります。

この5.6mmの芯は6Bとかなり濃く力強く説得力のある線が引け、チマチマ考えながら書く癖のある私が軸の重さに任せて大胆に書く事が出来ます。

これは元の線が太く細かく書く事に向いていないのでチマチマ書くよりラフに書いてアイデアを出し細い線が描けるペンで仕上げれば良いじゃないかと良い意味で開き直れるのです。

それだけならe+mのクラッチペンシルでも同じなのですが、このペンはクラッチペンシルやラミースクリブルのような芯ホルダーではなくシャープペンシルのようにノック式で研芯器で芯を削っても芯が回転せず芯にチャック部の削り後が出来ないのです。

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ラミースクリブルの記事にも描きましたがe+mのクラッチペンシルは研芯器で芯先を削った時に芯が回転してしまいチャック部に当たる部分が削れてしまい芯に筋状の跡が何本も出来てしまいましたが、サムホルダーでは出来ません。

また、e+mクラッチペンシルやラミースクリブルは芯ホルダータイプでノックしたら芯先を抑えないといけないのですが丸善美術商事のサムホルダーはシャープペンシル式のノックしたら一定量の芯が送り出されるのも使いやすいです。

※唯、芯ホルダータイプと違い芯の出す量の調整はちょっと手間がかかりますね

 

このサムホルダーを購入したきっかけはラミースクリブルの軸の細さと軽さ、芯の細さからくる細かい書き込みが出来るという、他の方からしたら他の方からしたらメリットになりうる部分が自分の使い方にはデメリットにしかならなかったというなんとも微妙と言うかワガママな要望からです。

しかし、気になる部分を我慢して使い続けるより使いやすい道具を使い目的を果たす方が圧倒的にメリットがあるとの考えからこのサムホルダーを購入した結果、e+mのクラッチペンシルでやりたかった大胆にアイデアスケッチやデザインをしたいという目的も果たせ芯を削ると芯がガタガタになるという不満も解消出来たと言う部分で非常に満足度の高い筆記具だと思います。